院長のひとりごと No273

「あれっ!?この前、飲んだ薬とまた違ってる・・・。」

そうなんです、当院でも医薬品の供給不足で大変困っているんです・・・。

『薬が足りない』

いま全国の病院や薬局で、幅広い種類の医薬品が入手しづらい状況になっていることを、皆さんはご存知でしょうか!? 

なぜ品薄になっているのか?と言うと、大きな要因は、ここ数年に渡って、各地のジェネリック(後発医薬品)のメーカーで製造上の不正が発覚し、2020年以降、業務停止などの行政処分が相次いだこと。

また、新型コロナやウクライナ情勢などで、医薬品の有効成分となる原薬の入手が難しくなり、薬の供給不足になっていること。

さらに、政府による医療費削減策のために、薬価引き下げが繰り返されたことにより、採算性を理由に、製薬会社が安価な医薬品の製造量を少なくしたり止めたりと、その他色々な要因が重なり供給不足になっているようです・・・。

政府の動きとしては、

「国民に必要な医薬品を確実に届けられるよう、今後ともあらゆる手立てを講じる」

と述べ、薬価の見直しや、不足している薬を製造する製薬会社に対し在庫の放出を指示。また、さらなる増産に向けて必要な人員の確保・生産設備の増強に対する支援などを行うとのことだが・・・。

現場としては、求めている薬がなければ別の銘柄に変更するしかなく、早急の
薬の供給不足解消を強く願うばかりです・・・。 

さて、今年の当院の夏休みは
 8月11日(日) ~ 8月15日(木)までです。 

夏バテしないよう、お互いに頑張りましょう!!