海や山にプールなど、お出かけをする機会が増える楽しい季節ですが、そうした場所では、思わぬ事故やケガに遭遇してしまうこともあります。
いざという時に、慌てず迅速に対応することが出来るよう、今回は「もし事故やケガで歯が抜けてしまったら!?」をご紹介したいと思います。
事故やケガなどで抜けた歯を元に戻せるかどうかは、『歯根膜』を守れるかどうか!?で大きく左右されます。
『歯根膜』とは、歯の根っこを覆う0.3mmほどのとても薄い膜のことで、骨と歯を結びつけていたり、クッションの役割をしています。この歯根膜が無事かどうかで、歯をもどせるのかが決まるのですが、『歯根膜』は非常にデリケートなために、扱い方を間違えるとあっという間に壊れてしまいます・・・。
歯が抜けた時に絶対にやってはいけないこと、それは
【歯の根を持つ】
【汚れを取ろうとする】
この2つです。
歯の根には『歯根膜』がついているので、持つときは必ず歯の頭の部分を。
抜けた歯に汚れがついていて洗う場合は、流水で15秒前後サと洗い流す。
この2つのポイントを必ず守りましょう!
『歯根膜』は乾燥に弱く、たったの20分弱で『歯根膜』の生存率は大きく低下すると言われています。そのために来院する前にやっていただきたいのが【牛乳】や【生理食塩水】に浸けておくことです。
【牛乳】なら約6時間、【生理食塩水】は1時間程度まで『歯根膜』の生存率を延ばせる可能性があります。
事故が起こらないことが一番ですが、歯が抜けてしまった時には適切な行動をして、来院して下さい!!
(文章協力 株式会社シーエイチアイ)