院長のひとりごと No257
3月の中旬頃になると全国的に桜が咲きはじめ、いよいよ春を感じるようになりますね!?
卒業式や入学式といった、新しい門出を迎える方もいらっしゃるかと思いますが、鮮やかな桜のように、素敵な思い出となることを祈っています。
さて、桜といえばピンク色のイメージがありますが、品種によって色は様々。
私達の歯ぐきも、健康な時には「薄いピンク色」をしていますが、何か病気が潜んでいる時にはその色が変化します。
そこで今回は、歯ぐきの色や状態からわかる「病気のサイン」についてです。
サイン1『歯ぐきからの出血』
歯みがきのたびに歯ぐきから出血する場合は、歯肉炎や歯周病の可能性を疑います。歯周病とは、歯と歯ぐきの境目から細菌が入りこみ、歯を支える骨を溶かす病気です。
サイン2『歯ぐきの腫れ』
歯ぐきが腫れている場合も、歯肉炎や歯周病の可能性を疑います。歯周病は、自覚症状が少ない病気です。そんな歯周病の数少ないサインが、先ほどの「出血」と「歯ぐきの腫れ」です。
サイン3『歯ぐきからウミが出る』
歯ぐきからウミが出ている場合は、虫歯などをきっかけに、根の先の病気を引き起こしている可能性があります。
歯ぐきの表面に「ぷっくりした腫れ」が生じた場合は、切開をして根の治療をしなくてはなりません。放っておくと、ウミの袋を大きくしながら周りの骨を溶かしてしまう場合もあるので、早めの治療が肝心です。
毎日の歯磨きなどで、こうしたサインをしっかり察知し、悪化する前に治療を開始することがとても大切です。
特に歯周病は、歯みがきの徹底や、歯石の除去で進行を防ぐことが出来ます。検診に来ていただき、一緒に健康的な「ピンク色の歯ぐき」を目指しましょう!!
(文章協力 株式会社シーエイチアイ)