院長のひとろごと No255

改めまして、本年もよろしくお願い致します。

お正月に食べる料理といえば「おせち」がありますが、お雑煮やお汁粉、いそべ焼など、「お餅」を食べる機会が増える時期ですね!?
そんなお餅のような「粘着性の高いもの」を食べた時に、歯のつめ物やかぶせ物が取れてしまった経験はありませんか?今回はそんな時の正しい対処法についてご説明いたします。

虫歯になった歯は、削ったり神経の治療をした後、その部分を「つめ物やかぶせ物」で補います。この時「歯科用セメント」などの専用の接着剤を使って、接着しますが、永久的に取れないという保証はありません。

接着剤が劣化すれば、外れることもあります。「はぎしり」「くいしばり」
「噛み合わせ等で力が異常に加わる歯」なども外れてしまう原因です。

しかし、取れてしまっても『一般の接着剤』などを使って、ご自身で着けようとするのは絶対に避けて下さい。一般の接着剤には、体に有害な物が含まれていて危険ですし、外すのが大変苦労します・・・。

取れたまま長く放置してしまうと、虫歯になるリスクが増え、最悪な場合は歯を抜くことも・・・。取れてしまった場合は早めに、捨てずにご持参いただければ、再び取り付けられることも出来ます。

歯が欠けていたり、隙間がある場合は、新しく作り治すことになります。その場合は、古い接着材や歯のキレイな面を出すために削ってから、型をとることになります。

お口の不具合は、ご自身では気づけないことも多いため、普段から定期検診を受け、「つめ物やかぶせ物」の状態をしっかりとチェックさせて下さい!!
 (文章協力株式会社シーエイチアイ)