院長のひとりごと No235

前回お知らせした、『口腔がん』の
公開フォ-ラムはいかがだったでしょうか?

舌がんを克服された女優の堀ちえみさんの話に
感銘を受けました。舌がんと診断・告知された
後に、混乱せずにありのままを受け入れ、一定
の目標を立ててそこに気持ちを持って行く難し
さや、術前・術後・リハビリの様子を赤裸々に
語っていて、克服までの努力を努力としない
堀ちえみさんのすごさ。
舌がんになって色々なことに気付きが生まれ、
単に生きるのではなく、どのようにして生きる
べきかという強い意志を感じました。

「生きることの意味」という言葉を考え直さな
ければいけないと思う公開フォ-ラムでした。

今回、堀ちえみさんの舌がんの発見が遅れた
のは、リウマチの薬や免疫抑制剤を飲んでいて
口内炎が出来やすかったこと。
最初はすぐに治っていた口内炎が慢性化して
いき、そこに刺激(喫煙や飲酒)が加わって
5年~10年と長い時間をかけて徐々に変化し
癌化していったのではないか?とのこと。

『口腔がん』は急に1週間や1ヶ月でなるもの
ではなく、はじめは痛みがないのが特徴です。

口の中に、口内炎のような盛り上がったキズ
やザラザラしたただれなどが2~3週間くらい
治らなければ、受診をおススメします。

この公開フォ-ラムを通じて、『口腔がん』の
早期発見・早期治療の大切さを、たくさんの方
が認識されたのではないでしょうか?

さて、今年の当院の夏休みは
 8月12日(木)~8月15日(日)です。

夏バテしないよう、お互いに頑張りましょう!!