院長のひとりごと No204

今年も全国で猛威を振るっている
インフルエンザ。

実は『歯磨き』がインフルエンザの予防に
なるって知っていますか?
(正確には専門的口腔ケアをプラスしての)

実際、ある介護施設で歯科衛生士による口腔
ケア指導を行ったところ、実施しなかった
施設と比べてインフルエンザの発症率が
10分の1になったとの報告があります。

ではなぜ『歯磨き』がインフルエンザ予防に
なるか?というと、
お口の中には数億もの細菌が存在します。
この細菌が《プロテア-ゼ》という物を出し、
これがあることで、インフルエンザ菌が
粘膜に侵入しやすくなるとのこと。

つまり、お口の中を不潔にしておく
⇒細菌が増え《プロテア-ゼ》の量も増加
⇒インフルエンザにかかりやすくなる。
という図式です。

インフルエンザ対策として、
「ワクチン」「マスク」「手洗い+うがい」
などがあり、効果があるかどうか色々と
言われていますが、
適切な『歯磨きや口腔ケア』が意外なほど
予防として役立つことを知っておいて
いただきたいと思います。