院長のひとりごと No286

いつまでこの暑さは続くのでしょうか?
暑さで通院も遠のいてしまいそうですが、特に小さなお子さんには『歯医者=痛い、こわい』と言ったイメージから、どうしても最初は通院を嫌がられてしまいがちです・・・。

そこで今回は、お子さんが少しでも安心して歯医者に通えるよう、保護者の皆さまに心がけていただきたいポイントをご紹介します。

まずは歯医者に来る前や、歯医者の中でお子さんに良かれと思ってかけた一言が、歯医者嫌いを助長することがあります。無意識のうちに以下のような言葉を言っていないか、チェックしてみましょう。

・「歯みがきしないと歯医者に連れて行くよ!注射してもらうよ!!」
  →ー見しつけのように思えますが、お子さんにとっては『歯医者=罰を受ける場所』という印象を強めてしまう危険性があります。

・「お口の中をみるだけで、痛くないから」
  →この言葉が本当に『みるだけ』で終わった場合は、安心感を与えることが出来ますが、『みるだけ』で終わらなかったり、『痛い』ことがあった場合は親や先生やスタッフとの信頼関係が崩れてしまいます。

「泣いたらどうしよう?嫌がったら迷惑かも?」と、不安で受診をためらう方は少なくありません。治療の必要性を感じていないお子さんにとって、見ず知らずの人に、希望もしていないのに口の中をいじられる・・・。お子さんにとっては大事件です!!

当院では『親子分離での治療』をお願いしています。

治療中に保護者からの声かけが多いと、私達の声が届かず、信頼関係を作るのに時間がかかってしまうためです。

お子さんの『やる気スイッチ』が入るまで、あせらず、あきらめずに通っていただけたらと思います。
(文章協力株式会社シーエイチアイ)