院長のひとりごと No246
日に日に気温も上昇し、日中は少し動くだけで、汗ばむ日も出てきましたね!
さて、汗をかく季節になると体の臭いが気になりますが、気にすべきなのは体臭だけではありません。口臭も気にすべき臭いのひとつ。たかが口臭・・・。そう思われるかもしれませんが、実は深刻な病気が隠れているかもしれません・・・。
皆さんは朝起きた時にお口の臭いが「くさい」と感じたことはありませんか?
寝てている時や空腹時・緊張している時などはだ液の量が減少します。すると、お口の中に細菌が増えてしまい、口臭の原因となる『硫黄化合物』がたくさん作られてしまうのです。
これが【生理的口臭】の正体です。
これは誰にでもあることで、食事や歯磨きをすることで弱まります。
気がかりなのは、病気によって発生する【病的口臭】。原因となる主なお口の病気には、歯周病・虫歯・舌苔(ぜったい)など。
この中でも1番考えられる原因は歯周病で、歯周病の原因となる細菌は、口臭の元になる『硫黄化合物』を作ります。
また、虫歯で穴があくと食べかすが詰まったり、進行すると神経が腐敗して強烈な臭いが生じることもあります。
口臭には様々な原因が存在し、口の中ではなく全身の病気が関係している場合もありますが、80%くらいは口腔内と言われています。
口臭を減らすには、お口の中を清潔にすることが大切です。
歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)などを併用して、お口の中の汚れを丁寧に落とすことをこころがけて、お口のトラブルを防ぎましょう!!
(文章協力 株式会社シーエイチアイ)