院長のひとりごと No185
前回からの続きです。
歯ブラシの一番の目的は『歯垢(しこう)=プラ-ク』の除去
と言う内容でした。
この『歯垢(しこう)=プラ-ク』は食べかすではありません。
ツルツルの歯に、唾液のたんぱく成分が水アカのように着き、
そこに細菌が住みつくことが始まりです。
この細菌が砂糖と出会うと、水あめのようなネバネバした
物質を作り、どんどんと細菌の数を増やして行きます。
ハミガキをしないでそのまま放置していると3~5日で立派な、
歯ブラシでは除去するのが難しい『歯垢』が出来上がるのです。
この『歯垢』をそのままにしていると、中にいる細菌が酸を作り
歯を溶かしたり、歯を支えている骨を溶かして歯周病になったり
します・・・。
したがって、これら虫歯や歯周病の最大の原因である『歯垢』を
たまらないようにするために、毎日歯ブラシで1本1本丁寧に
『歯垢』を除去するのを意識して、歯を磨くことが必要なのです。