院長のひとりごと No281

3月は桜をはじめとした花々が全国的に咲き始めることから、旧暦の別称で「花見月(はなみづき)」や「花月(かげつ)」とも呼ばれる月です。
季節ごとの花の色の移ろいは趣がありますが、歯に関しては変わらない白さを保ちたいものです。

今回は、歯が変色する原因をご紹介します。

鏡を見た時に気になる歯の黄ばみやくすみ。これらの変色には様々な原因があり、それぞれ改善方法も異なります。

そのうち、歯の表面から変色する原因として、以下のものが考えられます。
・コーヒーやお茶、タバコなどに含まれる色素による変色
・虫歯による変色で、初期の段階では白っぽく、進行すると黒くなります
・つめ物やかぶせ物が劣化することでの変色

次に、歯の内面が原因となり変色することもあるのですが、
・神経を取った歯は、時間が経過すると黒く見えることがあります
・加齢により、歯のエナメル質が薄くなり、歯が黄ばんで見えるようになる
・歯が作られる時期に、テトラサイクリン系の抗生物質を服用すると黄色や褐色、やがて暗紫色へ変色することがあります

歯の表面の飲食物由来の着色は、日常の歯磨きである程度落とすことが出来ますが、頑固な着色は歯科医院でキレイにしてもらいましょう。

歯の内面からの原因となる変色は、クリーニングなどでは改善が出来ません。原因に応じた専門的な歯科治療が必要となります。

新しい出会いが増えるこの季節は、清潔感のある白い歯は、周囲に与える印象をより魅力的にしてくれます。
歯の色に悩んでいましたら、ご相談ください。
(文章協力 株式会社シーエイチアイ)